152年の歴史に幕 熱塩小(福島県喜多方市)閉校式 4月に市内の加納小と統合

2025/03/23 15:01

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校舎での思い出を胸に校歌を斉唱する児童ら
校舎での思い出を胸に校歌を斉唱する児童ら

 福島県喜多方市の熱塩小の閉校式は21日、同校で行われ、152年の歴史に幕を下ろした。4月に市内の加納小と統合し、熱塩加納小として新たな歩みをスタートする。

 全校生25人と保護者らが式に臨んだ。遠藤忠一市長が「ここで作られた物語や絆は決して失われるものではない」と式辞を述べた。佐川正人市教育長と下重祐三校長があいさつした。

 児童を代表し加藤凌空さん(6年)が「多くを学ばせてくれた熱塩小に通えたことを誇りに思う。これからも先輩から受け継いだ心のバトンをつないでいってほしい」と、学校への感謝と在校生へのエールを込めて別れの言葉を述べた。児童らが校歌を斉唱し、体育館に元気な歌声が響き渡った。根岸裕真さん(6年)と下重校長が佐川教育長に校旗を返納した。

 熱塩小は1873(明治6)年に、現在の喜多方市熱塩加納町の示現寺に開校した。1972(昭和47)年に現在の校舎となり、2023(令和5)年に創立150周年を迎えた。

(会津版)