おいしいサクランボ　飯坂温泉で味わって　旅館おかみと観光関係者、誘客増へ交流会　福島市

　福島市・飯坂温泉の旅館のおかみでつくる「いいざか乙和会」のさくらんぼ交流会は１８日、同市飯坂町の安斎果樹園で開かれた。参加した観光関係者らが旬を迎えたサクランボを味わい、温泉街へのさらなる誘客に向けて思いを強めていた。

　地元名産のサクランボを通じて、果物王国・福島の魅力を発信することを目的に開催した。今年で１６回目。会員をはじめ観光関係団体や旅行代理店などから５６人が参加した。畠ひで子会長（穴原温泉・吉川屋）が「来年の大型観光企画に向け、福島の果物のおいしさを多方面に伝えてほしい」と協力を呼びかけた。小水秀也飯坂温泉旅館協同組合理事長が歓迎した。

　参加者は赤く実った「佐藤錦」や「ナポレオン」を摘み取り、料理を味わいながら親交を深めた。