福島県本宮市の「もとみや英国訪問団」UCLを訪問 在英県人会の大沼信一教授が講話 中学生ら日英の交流の歴史学ぶ

2025/07/03 16:48

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大沼教授(左)から日英の交流の歴史について説明を受ける生徒ら=1日、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(本宮市提供)
大沼教授(左)から日英の交流の歴史について説明を受ける生徒ら=1日、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(本宮市提供)

 英国ロンドンを訪れている福島県本宮市の「未来へつなげる もとみや英国訪問団2025」は現地時間1日午後(日本時間同日深夜)、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)を訪問した。中学生らが日英の交流の歴史や学生生活などに理解を深めた。

 在英県人会ロンドンしゃくなげ会長の大沼信一教授(福島市出身)が講話し、19世紀に伊藤博文らが同大に留学して近代文化を学んだ歴史などを説明した。「私はその時のやりたいという思いに従っている。何よりも自分がやりたいことを見つけることが大事だ」とエールを送った。講義に先立ち、団員に同大の施設を案内した。

 団員の石川良輔さん(白沢中3年)は「英国の学生は早い段階で将来の目標を決めていると知り、早くから視野を広く持つ重要性を感じた」と語った。

 訪問団は在英日本大使館も訪れ、岡崎泰之公使と交流した。

(郡山版)