新たな野菜加工施設の完成祝う 農産物のさらなる振興目指す 福島県田村市

2025/09/03 10:16

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テープカットし施設の完成を祝う白石市長(左から5人目)ら
テープカットし施設の完成を祝う白石市長(左から5人目)ら

 田村市農産物振興施設の落成式は2日、福島県田村市船引町門沢の現地で催された。関係者がサツマイモの加工など農産物の6次化を行う新たな野菜加工施設の完成を祝った。

 白石高司市長が「農産物のさらなる振興につなげ、復興促進を図りたい」とあいさつし、大橋幹一市議会議長らが祝辞を述べた。

 同所にあるサツマイモ貯蔵施設隣に建設した。鉄骨造り、延べ床面積約697平方メートル。南東北クボタ福島支店が施工し、総工事費は7億5921万円。

 規格外の農産物などをカット野菜として商品化したり、干し芋や焼き芋などを瞬間冷凍ができる機材やソバの製粉機などを設置し、農産物を付加価値の高い商品として市場に送り出す。調理場も設け、商品開発などの場としても活用する。

 運営はJA福島さくらが担い、利用希望者は市や同JAたむら統括センターを通じて申し込む。