


福島県磐梯町は6日、人気メディアミックス作品「アイドルマスター SideM(サイドエム)」のキャラクター3人を「ばんだい名水大使」に任命した。オリジナルグッズ販売や特典が付いたスタンプラリーなどを通じ、町の魅力を幅広い世代に発信する。10月5日まで。
アイドルマスター SideMは男性アイドルをプロデュースする内容。ゲームから始まり、現在はアニメや音楽イベントなどのメディアミックスでヒットしている。町と連携協定を結ぶ玩具メーカー「バンダイ」の関連会社が展開している縁で、町が大使就任を打診した。設定が福島県出身のキャラクター天道輝と、同じアイドルグループに所属する桜庭薫、柏木翼の3人が任命された。
就任式は町中央公民館で行われた。県内外から訪れた300人以上のファンが見守る中、佐藤淳一町長がバンダイの浜広太郎取締役に委嘱状を手渡した。大使3人は「全力で町を盛り上げる。磐梯町の自然、水、食を堪能してほしい」と音声メッセージを寄せた。ファン歴約8年の埼玉県上尾市の会社員(30)は初めて福島県に足を運んだ。「豊かな自然に心が落ち着く。また訪れたい」と話した。
飲食するとオリジナルグッズがもらえる店舗は開店前から行列ができた。