福島県いわき拠点の24企業・団体連携 脱炭素社会へ 10月から講座 今年で4回目

2025/09/10 10:00

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事業の成功を誓い合う関係者
事業の成功を誓い合う関係者

 脱炭素社会実現に向けていわき市に拠点を置く24企業・団体が連携して開く「いわきカーボンニュートラル(CN)社会連携共同講座」は10月3日、市内でスタートする。

 「いわきCN人財育成コンソーシアム」の主催で、今年で4回目。福島高専の学生20人に加え、コンソーシアム参加企業、いわき商工会議所会員企業、一般市民ら計80人程度が参加する。来年2月の公開シンポジウムを含め計15回の講座を開く。国のCN政策、エネルギー政策や「J―クレジット」などについて学ぶ他、CNに取り組む企業を見学する。コンソーシアム構成企業は年々増えており、今回から福島民報社などが加わった。

 9日、市内の福島高専で記者会見が開かれた。コンソーシアムの庄司秀樹会長(東洋システム社長)が「地域の発展と環境保全を両立させる。『誰かのために』があふれる社会にしたい」と思いを語った。福島高専の岡本任弘校長があいさつし、幹事会社のひまわり信用金庫の上條博英理事長が実施計画を説明した。