
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の発生から11日で14年6カ月となる。犠牲者を悼み、複合災害の記憶と教訓を後世に伝える拠点となる県復興祈念公園(福島県双葉町、浪江町)の整備が終盤を迎えている。
約50ヘクタールの敷地に、県が管理・運営の拠点となる管理棟などを建設している。国が国営追悼・祈念施設を整備中。施設の敷地中心には、核となる「追悼と鎮魂の丘」を設ける。丘の海面からの高さは震災発生時に周辺地域を襲った津波の最大到達点である16.5メートル。献花広場なども備える。
震災と原発事故の発生から15年の節目となる来春の全面開園を目指している。周辺では、大和ハウスのグループ会社「大和ライフネクスト」が大型ホテルの建設を進めている。