「いわきFCでんき」販売へ 常磐共同ガス(福島県いわき市)、エネワンと連携 申し込み開始

2025/09/12 10:49

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事業の成功を誓う(左から)小野寺社長、大倉社長、吉沢社長
事業の成功を誓う(左から)小野寺社長、大倉社長、吉沢社長

 サッカーJ2いわきFCを運営するいわきスポーツクラブは、ガスワングループの常磐共同ガス(福島県いわき市)=いわきFCサポートパートナー=、エネワンでんき(東京)と連携し「いわきFCでんき」の販売を開始する。11日、申し込み受け付けをスタートした。


■脱炭素化推進に貢献 収益の一部、強化費に

 いわきFCはホームタウンであるいわき市の「カーボンニュートラル宣言」に賛同している。いわきFCでんきは、二酸化炭素を実質的に排出しない「カーボンニュートラルでんき」として通常プランと同じ料金で提供されるという。

 収益の一部はいわきFCの強化費に充てられる。加入者にはオリジナルマグネットステッカーを贈呈する他、選手のサイン入りユニホームが当たるキャンペーンなどに参加できる。12月21日までに新規加入すると基本料金が10カ月間半額になる。東北電力の電気供給エリアが対象。専用サイトから申し込みできる。

 いわきスポーツクラブの大倉智社長、常磐共同ガスの小野寺智勇社長、エネワンでんきの吉沢正人社長が11日、市内のいわきFCパークで合意書に署名した。小野寺社長は「浜を照らすような電気になることを願っている」、吉沢社長は「いわきFCとともに地域を盛り上げたい」とあいさつした。大倉社長は「環境問題はクラブにとっても待ったなしの取り組み。サポーターをはじめとした皆さんの意識高揚にもつながればうれしい」と述べた。