福島民報の読書企画「今週のいちおし」1000回目 福島県内の書店員が週替わりでお薦め本を紹介

2025/09/13 11:12

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第1回目の今週のいちおしの紙面=2006年4月1日
第1回目の今週のいちおしの紙面=2006年4月1日

 福島民報の読書企画「今週のいちおし」が13日、1000回目を迎えた。

 毎週土曜日の読書欄で、福島県内の書店員が週替わりでお薦め本を紹介している。2006(平成18)年4月1日にスタートした。初回は福島市の西沢書店の古川博さん(現・取締役支店長)の「国家の品格」(新潮社)だった。古川さんは「お客さまと本が出合い、その方の生きる一助になればと考えていた。企画の趣旨を伺い、まさに書店員冥利につきると賛同した」と当時を振り返った。1000回目の節目について、「読者が紙面で紹介されている本に興味を持ち、書店に足を運ぶ。今後も新しい本との出合いを提供してきたい」と語った。

 現在、27店舗が参加している。2024(令和6)年4月からは中学生、高校生が加わり、月1回、お気に入りの一冊を挙げている。ラジオ福島では、毎週木曜日午前8時20分から、今週のいちおしをはじめとする本の話題を放送している。

 県内の書店と福島民報社でつくる「いちおし会」は、読書の秋にちなんだ1000回記念イベントを企画している。