


福島県中島村の中島中3年生53人は修学旅行でマレーシアを訪問し、12日に帰国した。現地では生徒や大学生らと交流し、国際的な感覚を身に付けた。
一行は8日に成田空港を出発、現地ではマレーシアのイナナムセカンダリースクールで現地の生徒とマレー語で交流したほか、国立サバ大学を訪問して、学生の案内で広大なキャンパス内を散策した。マムテック島も訪れ、マリンスポーツを存分に満喫した。
イナナムセカンダリースクールでは中島中生が英語の創作劇「ドラえもん」を披露し、拍手を浴びた。言葉が通じる手応えと喜びを感じたという。
帰国後、村生涯学習センター輝ら里で帰校式を行った。加藤幸一村長が「現地での経験は教科書には載っていない生きた教材となったはず。これからの人生に生かしてほしい」とねぎらい、同行した佐藤英勝校長は「英語劇がしっかり相手に伝わったのは皆さんの努力のたまもの。5日間で皆の絆が深まるのを感じた」とたたえた。
最後に実行委員長で3年生の大塚愛海さんが「たくさんの出会いと経験を通して、マレーシアと日本の良さを知ることができた」と充実感あふれる表情で振り返った。
(県南版)