
▽2回戦 福島成蹊7―2安積黎明
福島成蹊は一回に一挙4点を先制し、4年ぶりの3回戦進出を引き寄せた。2死満塁から走者一掃の一打を放った1年生の7番鈴木煌大は「先輩達がつくった好機を生かせた。勝てて安心している」と晴れやかな表情を浮かべ、仲間とつかんだ勝利を喜んだ。
四球と阿部斗真、上遠野元気の連打で1死満塁とし、高橋弘暉の犠飛で1点を先制。二階堂史悠の内野安打で再び満塁とした場面で打順が来た。「打ってチームを勝たせる」と強い気持ちで打席に入ると、狙い球の直球を見逃さず強振。痛烈な当たりで左中間を破り、走者を一気にかえした。
1日500回を超える素振りを欠かさず、詰まった打球も内野の頭を越すようになった。1週間前からは相手の左腕対策として、左の打撃投手を相手に体の開き具合などを確認してきた。
いわき光洋との次戦に向け、鈴木は「走者をかえす打撃を心がけ、勝ちに貢献する」と意気込んだ。