
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の被災地を歩き、復興の状況を確認しながら地域の魅力に触れる「ふくしまフットパス」と、「ふくしま浜街道トレイル」を一体とした初の連携イベントは14日、福島県広野、楢葉両町で開かれた。参加者が地域の海や山の絶景を堪能した。
県と県観光物産交流協会が主催し、新地町といわき市を結ぶふくしま浜街道トレイルのコース(全長約200キロ)のうち、広野町~楢葉町の14キロを今回の舞台とした。県内外から約11人が参加し、タレントなすびさん(福島市出身)がゲストで駆けつけた。
広野町のJR広野駅をスタートし、町内のトロピカルフルーツミュージアムやJヴィレッジ(楢葉・広野町)などを巡り、楢葉町の天神岬スポーツ公園にゴールした。海沿いの断崖や天神岬の風景、地域の歴史文化を感じながら歩みを進めた。
フットパスは英国発祥の活動で、森林や田園、古い街並みなどを通る小径(こみち)を意味する。
(相双版)