
持続可能な地域づくりを考える「ふくしまSDGs未来博」は20、21の両日、福島県郡山市のビッグパレットふくしまで開かれる。国連の持続可能な開発目標(SDGs)の目標年が5年後に迫る中、「食」と「子ども」をテーマにしたイベントなどで達成への機運を高める。19日、会場の準備が整った。
19日は会場で、SDGs実現への取り組みを進める企業や団体がブースを設営した。ステージの周りにはSDGsの17の目標が掲げられた。
初日は帝京安積高和太鼓部の演奏で幕を開ける。プロダンサー一条未悠さん(福島市出身)やタレントのエハラマサヒロさんらのショーが催される。21日はタレント伊沢拓司さんが講演するほか、若手お笑い芸人・リバーマンらが登場する。
「食」に関するブースでは農林水産省が米粉をPRするほか、デジタルで食について学ぶクイズラリーを実施する。「子ども」に関するブースでは、SDGsに取り組んでいる県内の高校生や大学生の活動を紹介する。
ふくしまSDGsプロジェクト推進コンソーシアムの主催。入場無料。午前9時30分から午後5時(21日は午後4時)まで。問い合わせは事務局(福島民報社事業局) 電話024(531)4171へ。
■子ども食堂向け食品を受け付け
会場では来場者から食品を受け付け、県内各地の子ども食堂や利用者に届けるフードドライブを実施する。受け取り可能なリストは2次元コードで確認できる。
「カエルマーケット」も出展する。自宅で遊ばなくなったおもちゃを持ってくると、他のおもちゃと交換できる。ただし、破損したりパーツが不足したりしているもの、カプセルトイ、汚れが目立つものなどは受け取れない。