会津まつり開幕 20日、藩公行列 綾瀬はるかさん参加 福島県会津若松市

2025/09/20 11:30

  • Facebookで共有
  • Twitterで共有
提灯を手に神明通りを練り歩く児童ら
提灯を手に神明通りを練り歩く児童ら

 福島県会津若松市の秋を彩る「会津まつり」は19日、開幕した。初日は中心市街地で提[ちょう]灯[ちん]行列と会津磐梯山踊りを繰り広げた。20日の会津藩公行列には、NHK大河ドラマ「八重の桜」で山本八重を演じた俳優の綾瀬はるかさんが特別ゲストとして参加する。

 提灯行列は昨年、天候不良で中止となったため2年ぶり。天寧寺と阿弥陀寺から「鎮魂の火」を鶴ケ城本丸に運んだ。子ども会に所属する児童や保護者が提灯に火をともした。神明通りまで練り歩き、やぐらを囲んで会津磐梯山踊りを踊った。

 会津まつりは戊辰戦争で散った先人に鎮魂と感謝、昭和天皇の弟秩父宮雍[やす]仁[ひと]親王と結婚され、会津藩の名誉回復に力を注がれた勢津子さま(会津藩主松平容保の孫)のご成婚の祝いと喜びを伝える目的で始まった。

 まつりは21日までの3日間。藩公行列は20日午前9時55分から鶴ケ城本丸で出陣式を行う。最終日の21日は午前10時から中央通りなどで日新館童子行列、鼓笛隊パレードを実施する。期間中は市内各所で交通規制がある。問い合わせは会津まつり協会へ。