
いわき地域文化研究会の例会は18日、福島県いわき市のいわきワシントンホテル椿山荘で開かれ、いわき中央署の阿部勝也署長が経済安全保障対策について講演した。
阿部署長は在外公館で勤務した経験などを基に、経済面から国や地域を守る経済安全保障の重要性を説明。他国の情報機関や企業などが先端技術を不法に得る手口を解説し、注意を促した。
福島県は福島イノベーション・コースト構想や福島国際研究教育機構(F―REI、エフレイ)の推進などにより、先端技術に関する情報が狙われる危険性が高いと指摘。狙われる技術はないと思われる企業などが間接的に利用される可能性もあるとして、「最寄りの警察署などに相談して情報流出を防ぐための講話や説明を受けてほしい」と呼びかけた。
(いわき版)