
▽3回戦 聖光学院3-0帝京安積
【評】中盤に均衡を破った聖光学院が帝京安積に勝利した。聖光学院は五回2死一、三塁から十文字の2点二塁打で先制し、八回には朝長の左前打で加点した。先発紺野は被安打5、12奪三振で完封。帝京安積は五回以降、得点圏に何度も走者を置いたが、あと一本が出なかった。
11残塁と打線のつながりに課題が残った聖光学院だったが、中盤の要所に流れをつかんで勝利した。序盤は二回から四回まで得点圏の走者をかえせない苦しい展開に。チーム待望の先制点がもたらされたのは五回。2死一、三塁の好機に7番十文字陽生が中堅手の頭を越える二塁打を放ち2点を挙げ、停滞ムードを打ち破った。勝利の立役者となった背番号7は準々決勝に向け「試合の序盤から打つ」とさらなる活躍を誓った。
▼帝京安積・横田一颯(チーム最多の2安打)1打席目で投手の特徴を捉え、2、3打席目の連続内野安打につなげた。最初の打席から捉えられる打者を目指す。