▽３回戦　学法石川１６－０福島（５回コールド）

　【評】学法石川が福島を投打で圧倒した。学法石川は一回無死一、三塁、小宅の適時打で先制。二回は内野と桜井の適時打に小宅の３点三塁打など打者１２人の攻めで一挙８得点した。投げては３人の継投で３安打に抑えた。福島は一回、五回には得点圏に走者を進めたが、後が続かなかった。

　学法石川の３番小宅海叶は最多の５打点を挙げ、中軸として打線をけん引した。一回の先制打に続いて二回には１死満塁から走者一掃の左越え三塁打を放った。２回戦から１週間、試合が空き、投球への反応を意識してきた。昨春にセンバツに出場した兄善叶さんに続く聖地を目指す。「まずは目の前の試合を万全の状態で戦う」と一戦必勝を強調した。

　▼福島・多田雅大（主将としてチームをけん引）一回に三重殺を成功させたが、相手の流れを断ち切れなかった。打力を磨き、打線をつなげられるようにしたい。