
パリ・パラリンピックのボッチャで銅メダルを獲得した福島市在住の遠藤裕美選手(38)は25日、市内の杉妻小で児童との交流に臨み、競技のこつや魅力、助け合いの大切さを伝えた。
市が企画した。5年生の102人が2回に分かれて参加した。ボッチャは目標に向けて球を投げ、どれだけ多く近づけたかを争う競技。児童同士の対戦で勝ち上がったチームの代表が遠藤選手と対戦した。遠藤選手が相手の球を弾く技などを見せると児童は歓声を上げた。参加した峯大朔さんは「一緒にプレーしてみると障がいを意識することはなかった」と話した。遠藤選手は「苦しい時ほど成功につながる」などとエールを送った。
東京パラリンピックでボッチャ日本代表監督を務めた市内出身の村上光輝さんが進行した。