英検準1級、2級に合格 郡山ザベリオ学園小の2人 通訳、医師が夢 レベルアップ誓う 福島県郡山市

2025/09/26 18:00

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英検準1級に合格した相沢さん(左)と木村さん(右)。中央はアンドリュー助教諭
英検準1級に合格した相沢さん(左)と木村さん(右)。中央はアンドリュー助教諭

 福島県郡山市の郡山ザベリオ学園小5年の相沢芽育さん(11)は日本英語検定協会の英検準1級、4年の木村薫子さん(9)は2級に合格した。準1級は大学中級程度、2級は高校卒業レベルの英語力が求められる。相沢さんは「通訳の仕事に就きたい」、木村さんは「外国人を受け入れられる医者になる」と夢を膨らませている。

 2人は幼少期から外国語スクールなどで英語に親しんできた。

 相沢さんは1年時に3級から挑戦し、2年時に準2級、3年時に2級に合格した。準1級は単語レベルが上がり、政治や社会問題など幅広い分野から出題される。日々の学習に加え、日ごろから社会の動きに関心を寄せ、米CNNテレビや英BBC放送を視聴して実力を高めた。

 陸上の世界選手権東京大会をスタンドで観戦した。選手へのインタビューの様子などを見て「通訳者」が目標になった。「もっとレベルアップしたい」と目を輝かせた。

 木村さんは郡山ザベリオ学園幼稚園の年長時に5級と4級、小学校入学後は1年時に3級、3年時に準2級を突破した。文法や英会話に加え、「赤毛のアン」の英語の朗読を聞いてリスニング力を磨いている。「小学生のうちに準1級に合格したい」と新たな目標を力強く掲げた。

 郡山ザベリオ学園小は1、2年生は週2時限、3年生以降は週3時限の英語の授業を行い、希望者に英検挑戦を勧めている。指導するランクシアー・アンドリュー助教諭は2人の合格を喜び、「他の児童のモチベーションにつながっている」と話した。

(郡山版)