
猪苗代湖周辺を自転車で駆けるサイクリングイベント「サイクルエイド・ジャパン2025in郡山 ツール・ド・猪苗代湖」は27日、福島県郡山市の磐梯熱海スポーツパーク郡山スケート場を発着地に開かれた。県内外の約700人がさわやかな秋空の下、「イナイチ」と呼ばれる湖畔のコースを楽しんだ。
全長100キロ、85キロ、50キロの3コースを設けた。参加者は7月にラムサール条約に登録された猪苗代湖の自然や雄大な磐梯山を眺めながらゴールを目指した。休憩所では郡山市や猪苗代町の銘菓や飲料などが提供された。郡山市の本田悠さん(郡山北工高2年)は3年連続で参加した。「湖畔や山並みがきれいで爽快だった。休憩所でいただいた特産品もおいしく、楽しみながらペダルをこげた」と笑顔を見せた。
全参加者の走行距離1キロにつき10円を県などに寄付する。
郡山市や自転車協会、福島民報社などでつくる実行委員会の主催。開会式で大会会長の椎根健雄郡山市長、副会長の伊藤政博自転車協会理事長、実行委員長の関根英樹福島民報社取締役郡山本社代表、大会名誉会長の岩城光英日本サイクリング協会理事があいさつした。