
福島県郡山市の「プラットふくしま」とアーティスト手越祐也さんのコラボ企画「手越村プロジェクト」の稲刈り体験は27日、市内西田町の田んぼで行われた。
今年で5年目を迎えた。収穫には市内外の小学生や保護者、ボランティアら約150人が参加した。
5月に手越さんと植えたコシヒカリはずっしりと重い稲穂となった。参加者はさわやかな空の下、黄金色の実りを収穫し、はせがけや棒がけの天日干しを体験した。
手越さんは「子どもたちの笑顔に毎年、力をもらっている」と振り返り、「食べられるのが当たり前じゃないということを感じてもらい、大人になった時に伝えてくれたらいい」と期待した。
参加者は事前に収穫した新米と地元の野菜たっぷりの豚汁を味わった。
「手越村のお米」はプラットふくしまが予約販売する。売り上げは子どもや農業の支援に充てる。
(郡山版)