
俳優の麻生久美子、オダギリジョーが18日、都内で行われたオダギリが脚本・監督・編集・出演を務める映画『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』(9月26日公開)の完成記念上映会の舞台あいさつに登壇した。
【全身ショット】個性豊かな旗を掲げて登場したオダギリジョー
晴れの日を迎え、オダギリ監督はキャスト陣と愉快なトークを展開した。そして最後のマイクを握るとオダギリ監督は「僕からは1つだけ」と切り出し「初めて見ていただく方々なんですけど、初日まで隠したいことがあって。それが深津(絵里)さんの役なんですよ。前情報を入れずに観たほうが面白いので、SNSとかで深津さんの役にだけは書いてほしくないな。素晴らしさは、どんどん書いてほしいんだけど、何がどうとかはグッと我慢していただければ」と呼びかけた。
オダギリ監督は「あと、これも言っておかなきゃ」と付け加え「1回じゃわかりにくい映画かもしれない。2回か、3回観る方がいいと思います。じゃないと取りこぼすところが多いかもしれない」とメッセージ。「あと言っておきたいのが」と、オダギリ監督が3つ目を言おうとしたところで、麻生が「ねぇ、1個って言ったじゃん」とツッコミが入り会場は爆笑。オダギリ監督も苦笑い。
それでも、どうしても言いたいことだったようで「劇場で絶対に観てほしいんですよ。全部を劇場のためにセッティングしているので。だから、今後テレビで見ようとしている友達がいたら止めてあげてください。家でパソコンで見ても絶対に面白くないので。絶対に劇場で。何だったら、その人たちに僕がムビチケ送りますよ。それぐらい劇場で絶対に観た方がいい」と力説すると「ということで、よろしくお願いします」と舞台あいさつを締めくくっていた。
この日は池松壮亮、永瀬正敏、佐藤浩市も参加した。
本作は、2021年にNHKで放送されたドラマの続編となる劇場版。狭間県警の鑑識課に属する警察官・青葉一平と、その相棒である“警察犬”オリバーが、次々と発生する不可解な事件に挑んでいくストーリー。しかし、一平に見えているオリバーは、酒と煙草と女が大好きな、着ぐるみ姿のおじさん。そんなオリバーが、時に鋭い洞察とメタ発言で事件解決を導いてくれる頼れる(?)相棒となる。