
大相撲の東大関琴桜(27)=本名鎌谷将且、千葉県出身、佐渡ケ嶽部屋=が秋場所14日目の27日、「右膝内側側副靱帯損傷で全治3週間の見込み」との診断書を日本相撲協会に提出して休場した。13日目に横綱豊昇龍を破って9勝目を挙げた一番で痛めたという。
単独首位の1敗で対戦相手の横綱大の里は不戦勝。ただ一人2敗で追う豊昇龍は関脇若隆景に勝ったため、相撲を取らずに優勝が決まる異例の事態とはならなかった。
琴桜の師匠、佐渡ケ嶽親方は「大事な一番に出たいという思いが本人にはあったが、無理をさせてもしょうがない」と述べた。八角理事長は「けがは仕方がない。いい相撲を取っていたが、来場所が心配だ」と案じた。