
県と福島市は二十二日、郡山市の十代福島大男子学生と棚倉町の三十代会社員男性の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。県内での感染確認は六日連続。県内の感染者は累計で百二十四人となった。
福島市によると、男子学生は二十日に感染が確認された郡山市の二十代福島大男子学生(県内百十六例目)の濃厚接触者。十八~二十日までの三日間、福島大で対面による集中講義を受けた。十八日は二十代男子学生も受講しており、休憩時間などに会話していた。二十一日に保健所から濃厚接触者であると連絡があり、帰国者・接触者外来を受診。二十二日にPCR検査の結果、陽性と判明した。
学生は距離を空けて受講しており、市は講義中に感染した可能性はないとみている。男子学生は無症状で県内の医療機関に入院した。男子学生は郡山市在住だが、福島市保健所管内でPCR検査を受けたため、福島市の感染者として数える。
県によると、棚倉町の男性は二十一日に感染が確認された十代女性(県内百二十一例目)の同居家族。女性の感染が確認されたため、濃厚接触者として帰国者・接触者外来を受診した。二十二日にPCR検査の結果、陽性と判明した。
男性は無症状で県内の医療機関に入院している。県県南保健所が詳細な行動歴や濃厚接触者などを調べている。
【県内感染者の経過、行動歴(22日)】※県と福島市の発表に基づき作成
■郡山市 10代男性(福島大生)=県内123例目
8月18~20日 福島大で集中講義を受講。症状なし
21日 116例目の濃厚接触者として帰国者・接触者外来を受診
22日 PCR検査の結果、陽性と判明
■棚倉町 30代男性(会社員)=県内124例目
8月21日 121例目の濃厚接触者として帰国者・接触者外来を受診
22日 PCR検査の結果、陽性と判明