福島県内1人死亡19人感染 太田西ノ内病院クラスター94人に 新型コロナ

2021/03/06 09:49

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 福島県は新型コロナウイルスに感染し、県内の医療機関に入院していた八十代男性の死亡と、十九人の新型コロナ感染が確認されたと五日、発表した。十九人には小野町の公立小野町地方綜合病院が四日に発表した外来患者一人が含まれており、新たな感染判明は十八人。八十代男性は四日に死亡し、十九人の陽性も同日判明した。県内の死者は累計七十七人、感染者は累計二千六十人となった。

 十九人には、クラスター(感染者集団)が発生した郡山市の太田西ノ内病院の職員五人と入院患者六人の計十一人が含まれており、同病院のクラスターは計九十四人に拡大した。この他、クラスターが発生した二本松市の枡記念病院の入院患者三人も含まれており、院内クラスターは計二十一人に膨らんだ。同じくクラスターが発生した郡山市のサービス付き高齢者向け住宅ライフサポートハウス「喜楽」郡山の入所者一人の感染も判明し、このクラスターは計六人となった。

 十九人のうち感染経路不明は三人だった。四日現在の入院者は予定を含め百八十四人で、県が確保している四百六十九床に対する使用率は39・2%(前日比2・3ポイント増)となった。

 県発表の十九人の内訳は次の通り。

 ◆5日発表(4日判明分)▼郡山市・11人=80代無職男性2人、30代無職男性、80代無職女性2人、40代病院職員女性、30代病院職員女性2人、20代病院職員男性、30代病院職員男性、70代無職男性▼福島市・3人=60代会社員男性、10代学生女性、10歳未満男性▼二本松市・2人=60代無職男性2人▼本宮市・1人=80代無職男性▼小野町・1人=80代無職女性▼白河市・1人=30代会社員女性

 ■三次救急体制一部を制限 太田西ノ内病院

 郡山市の太田西ノ内病院は同病院での新型コロナウイルス感染拡大を受け、三次救急体制を一部制限する。

 三次救急病院は命にかかわる重篤な救急患者を受け入れる。患者の症状や緊急性などを判断した上で市内の二次救急病院で対応可能な場合は、搬送を受け入れてもらうなど協力体制を強化する。

 ■希望者にPCR検査 昭和村独自に、全員陰性

 昭和村は村独自の新型コロナウイルス感染症対策として、希望する村民や村在勤者を対象に無料のPCR検査を実施した。二月五日から三月三日までに四百一人が検査し、全員が陰性だった。村の人口は二月末時点で千二百二人。

 重症化リスクが高いとされる高齢者の割合が多い地域事情を踏まえ、住民の不安解消を目的に実施した。市町村が希望する住民全員を対象にPCR検査を実施する事例は珍しいとみられる。

 村は今後、希望する介護従事者らを対象に継続的に検査を実施する方針。

 ■退院が5人退所が4人

 県内で新型コロナウイルスに感染した入院者五人が四日、県内の医療機関を退院した。宿泊療養施設入所者四人も同日、退所した。県が五日、発表した。

 四日現在の入院者は予定者と宿泊療養施設入所者、自宅療養者を含め百九十人で、このうち八人が重症となっている。

 ■福島県内45人が接種

 県は五日、新型コロナウイルスワクチンの医療従事者向けの接種状況を発表した。五日は医療機関二施設で四十五人が接種を受けた。重篤な副反応の疑いは確認されなかった。累計の接種人数は七十五人となった。