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【アウトドア キャンプ 自然と生きる】神秘的な湖上“散策” 水上アクティビティー SUPに挑戦(金山・沼沢湖)

2021/08/08 00:08

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沼沢湖でSUPを体験するなすびさん(左)
沼沢湖でSUPを体験するなすびさん(左)
料理にバジルを振り掛けながら、滝沢さんからヒメマスの特長を聞くなすびさん(右)
料理にバジルを振り掛けながら、滝沢さんからヒメマスの特長を聞くなすびさん(右)
木を利用した、つり上げタイプのテント(左)。駐車場が隣接し、荷物を運びやすい。車両はヤリスクロス
木を利用した、つり上げタイプのテント(左)。駐車場が隣接し、荷物を運びやすい。車両はヤリスクロス

 金山町のシンボル・沼沢湖の湖畔にある宿泊施設「Dom’Up(ドムアップ)沼沢湖」は国内では珍しい、つり上げ式テントを備える。SUP(サップ)やカヌーなどの水上アクティビティーも充実している。今回はタレントのなすびさん(福島市出身)と湖畔ならではのキャンプを満喫した。


 森に囲まれた静かな湖の上をボードに乗って自由に“散策”し、ゆったりと過ごす。豊かな自然に溶け込んだような開放感が心地よい。ドムアップ沼沢湖近くの湖畔で、なすびさんと新たな水上アクティビティーとして注目を集めるSUPを体験した。

 SUPは「スタンドアップパドルボード」の略称で、近年、人気が高まっている。空気で膨らませたボードに立ち、パドルでこいで水面を進む。ボードは1人用から、大人3人や家族連れで乗れる大型サイズまである。

 今回はドムアップ沼沢湖を運営する一般社団法人ライフアップかねやまの菅野幸吉さん(66)や、地元の奥会津カヌー倶楽部の指導で挑戦した。なすびさんは初めに同倶楽部メンバーら2人と一緒にボードに乗った。

 ライフジャケットを着て、まずは座った状態でパドルをこぐ。「実は水が苦手」というなすびさんは少し不安げな表情を見せたが、こつをつかむと「思ったよりもボードは安定していて、楽しい」と満面の笑みに。膝立ちや立った状態でこげるようになった。最後は1人用のボードで湖面を自由に動き回った。

 沼沢湖は県内随一の水深で、高い透明度を誇る。一周は約7キロ。ボードの上からのぞいた水の中は、神秘的な雰囲気が漂う。周囲を見渡せば森と湖、空との一体感に包まれ、大自然を独り占めしたような幸福感に満たされる。

 「一人乗りはバランスを取るのに少し慣れが必要で、体幹が鍛えられるかも」と笑いながら汗を拭う、なすびさん。「湖面から見る景色は陸の上で見るのと違い、格別の良さがある。開放感も気持ちいい」と話し、SUPの魅力を存分に味わっていた。

■特産品その場で

 今回のキャンプめしは、野外でも手軽にできる「チーズフォンデュ」と、沼沢湖特産の新鮮なヒメマスを使った「ヒメマスのアクアパッツァ風」。ライフアップかねやま代表理事の滝沢康成さん(52)のアドバイスで、なすびさんが挑戦した。

 チーズフォンデュのベースには牛乳、白ワインを用意。チーズを加え、つなぎにホワイトソースを入れた。ベースができれば、好きな具材を絡めるだけ。意外にもギョーザや鶏つくねなどとの相性が良く、自由な食を楽しむアウトドアならではの一品が完成した。

 次はアクアパッツァ風料理。下処理を済ませたヒメマスをフライパンにのせ、水と白ワインで煮込む。「ヒメマスは淡泊で、しっとりとした味が特長」と滝沢さん。ニンニクやバジルの香りが素材の良さを引き立てる。

 なすびさんは、チーズフォンデュに「キャンプめしの選択肢として“あり”ですね」と太鼓判。ヒメマスは「臭みがなく、赤身のしっとりとした味わいが口に広がる」と満足そうに話し、箸を進めた。

■森の中に浮かぶテント

 ライフアップかねやまが運営する「ドムアップ沼沢湖」は湖の東岸にある。ベルギー発祥の「ドムアップ」は樹木を利用したつり上げ式テント。沼沢湖や只見川、JR只見線など地域資源を生かした金山町の観光振興につなげようと2017(平成29)年から営業を始めた。

 現在、テントはつり上げタイプ1基、据え置きタイプ2基の計3基。つり上げタイプはマツの大木に取り付けた丈夫なワイヤで支え、地上から約4メートルの高さにある。据え置きタイプも底面が地面から離れている。森の中で空中に浮かんでいるような非日常の感覚を体験できる。

 いずれもドーム型で、4~6人の宿泊が可能だ。テント内はソファベッドやテーブルなどを備える。なすびさんは今回、据え置きタイプに宿泊した。

 敷地内ではバーベキュー、湖水浴が楽しめる。トイレ、炊事場、あずまやなどがある。SUPやカヌーの体験活動を用意している。

 敷地に隣接する道路沿いの土地に最大5台の駐車が可能。車から荷物を運びやすく、利便性がいい。

 只見柳津県立自然公園内に位置し、5月から10月までの季節営業。それ以外の時期は一帯を原状に戻し、テントを撤去している。

■公設キャンプ場隣接

 ドムアップ沼沢湖からすぐ南に公設の沼沢湖畔キャンプ場がある。オートキャンプ場や一般のキャンプ場、バンガロー、売店と食堂を兼ねた管理棟、サニタリーハウスなどがある。炊事場、芝生の広場などを備える。

 夏休みとあって、家族連れらがテントを張り、湖水浴を楽しむ姿が見られた。

 冬季休業。予約、問い合わせは金山町自然休養村センターへ。

■Dom’Up沼沢湖

【宿泊プラン】※1棟当たり

◆つり上げタイプ

▽平日=3万800円

▽休日前・大型連休・お盆=3万3000円

◆据え置きタイプ

▽平日=2万7500円

▽休日前・大型連休・お盆=2万9700円

【水上アクティビティー】

◆SUP・カヌー体験

1時間30分で1人3300円、3時間で1人5500円(いずれも中学生以上の料金)。小学生は半額。※2人以上で申し込む。宿泊を伴わない利用も可能。湖面で満天の星空を満喫する「ナイトSUP」もある。

【住所、アクセス】

▽金山町大栗山字荒浜2851の8

▽磐越自動車道会津坂下インターチェンジから車で約40分

【問い合わせ、予約】

▽ドムアップ沼沢湖