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自然の中で食べる「ごちそう」紹介します!レシピも!

【アウトドア キャンプ 自然と生きる】名峰麓に子どもの王国 (伊達市・霊山こどもの村)

2021/08/15 08:30

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雄大な霊山の岩峰を望む霊山こどもの村
雄大な霊山の岩峰を望む霊山こどもの村
旬のモモでスムージー
旬のモモでスムージー

 霊山こどもの村は名峰に包み込まれるように南の麓に広がっている。自然をそのままに生かして造られている。オートキャンプ場やコテージなどを備え、アスレチックやスカイサイクルがある「子どもの王国」だ。

■自然に包まれ遊ぶ

 本県の立県百年記念事業として1972(昭和47)年にオープンした。2022(令和4)年度に開園50周年を迎える。施設の理念には子どもたちが豊かな自然に親しみながら、のびのびと遊べる環境づくりを掲げている。周囲にはハイキングコースが設定されている。霊山の姿を眺めながらゆっくりと散策しても一周約30分で巡ることができる。

 入り口を抜けて進むと、まずジャンボ滑り台が見えてくる。子どもたちが段ボールを使って楽しそうに滑り降りてくる。

 ジャンボ滑り台の南側には屋内施設「遊びと学びのミュージアム」がある。日本で初めての参加型チルドレンズミュージアムとして1994(平成6)年に開館した。

 一階と二階に分かれている。1階のテーマはアースだ。超音波で霧を作って竜巻ができる仕組み、音の力で砂を動かして山脈ができる様子などを見学できる機械が配置されている。引き出しを開けると化石が入っているなど子どもたちが部屋を探検しながら自然の仕組みを学ぶことができるよう工夫されている。

 二階のテーマはアート。季節ごとにさまざまなワークショップが繰り広げられている。玄関の天井付近には色鮮やかなヘビの作品がつるされており、来館者を出迎えてくれる。変わったデザインの階段やいすが随所に見られ、遊び心がくすぐられる造りとなっている。

■旬のモモでスムージー

 伊達市は県内有数のモモの産地だ。「あかつき」が有名だが、今の時期は「川中島白桃」や「ゆうぞら」が楽しめる。「さちあかね」や「黄金桃」は8月下旬ごろまでとなりそう。

 この日キャンプめしと一緒に伊達市商工観光課の松田奈津美さんと佐野葵さんが作ったのはモモのスムージー。モモとブルーベリー、ヨーグルト、ガムシロップを容器に入れてミキサーで混ぜると完成だ。

 2人は「モモの甘さとブルーベリーやヨーグルトの酸味が絶妙のバランスで味わえる」と笑顔で語った。

■地元の特産伊達鶏に舌鼓

 霊山登山に同行してくれた伊達市商工観光課の松田奈津美さんと佐野葵さんは霊山こどもの村のキャンプ場で「キャンプめし」を作った。

 伊達市で伊達鶏の生産、販売を手掛ける伊達物産社長の清水建志さんが食材を提供し、2人と一緒に料理した。

 伊達鶏の養鶏は1985(昭和60)年から伊達地方で始まった。当時は肉質が柔らかい鶏肉が主流で、硬めの地鶏が一部で飼育されていたという。弾力があっておいしく、調理もしやすい鶏肉を求め、伊達物産の先代社長清水道夫さんはフランス東部のブレス地方を視察。ブレス鶏に出会った。

 この鶏を基本に試行錯誤を繰り返した。脂分にくせがなくて歯応えがあり、さまざまな料理に合わせやすい現在の伊達鶏に至った。

 この日作ったキャンプめしはアジア風の炊き込みご飯である「伊達鶏のカオマンガイ」、鶏肉と野菜がたっぷり入ったチーズ焼き「伊達鶏と夏野菜のアヒージョ」の2品。

■花や葉で絵の具作り 8月24日までワークショップ

 霊山こどもの村にある「遊びと学びのミュージアム」では24日までワークショップ「森のえのぐで描いてみよう」を行っている。

 参加する子どもたちはまず敷地内を散策して花や葉を取ってくる。この日集めてきたのはマリーゴールドなど。屋内に戻ってきたら花や葉を同じ系統の色に分け、それぞれにすりつぶして絵の具を作った。

 子どもたちは出来上がった絵の具を使って絵筆で紙に色付け。淡いピンクや緑色が特徴的な花火やクマの形をしたコースターが完成した。

 参加無料。希望者には作品を有料の額(200円)に入れてくれる。日曜、休日以外に実施している。受付時間は午前10時から午後3時まで。所要時間は30分程度だ。