アウトドア キャンプ 自然と生きる in 福島

自然の中で食べる「ごちそう」紹介します!レシピも!

【アウトドア キャンプ 自然と生きる】温泉街そばに景観美(会津若松市・子どもの森)

2021/11/14 13:11

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柱のような岩が重なるようにそびえ立つ傘岩(からかさいわ)
柱のような岩が重なるようにそびえ立つ傘岩(からかさいわ)
勢いよく水が流れてくる雨降り滝
勢いよく水が流れてくる雨降り滝
会津地鶏を使ったシチューを作る荒井さん
会津地鶏を使ったシチューを作る荒井さん

 会津若松市の青木山(奴田山)麓にある子どもの森から車で10分程度走ると、東山温泉がある。情緒あふれる温泉街を歩けば、自然がつくり出した美しい光景にも出会うことができる。

■「雨」由来多彩な名所

 東山温泉街を流れる川が湯川だ。4つの滝がある。上流から雨降り滝、原滝、向滝、伏見滝だ。このうち雨降り滝は川の流れが雨降りのように砕け飛ぶところから名付けられた。高さ約10メートルにわたって36個の大きな岩盤が河段を形成しており、勢いよく水が流れてくる。

 「雨が降った」後は「傘」が用意されている。雨降り滝からさらに南に少し歩くと右手に大きな崖が見えてくる。柱のような岩が何層にも重なっているようにそびえ立っている。その形状があたかも傘のように見えることから傘岩(からかさいわ)と呼ばれている。

 付近には昔、旅人が雨宿りをしたことから、「雨宿窟(あまやどりいわや)」といわれる大きな洞窟もある。中には馬頭観音が安置されている。馬頭観音は諸悪や煩悩を馬の口のように食い尽くしてくれるとされ、特に馬の病気と安全のために信仰されているという。

 今回は青木山を守る会の栗原孝明会長(73)、会津若松市の登山愛好家薄昇さん(72)、市秘書広聴課の荒井盛佳さん(30)が自然あふれる東山温泉を散策した。

※東山温泉 会津若松市の東山温泉は約1300年前に名僧行基によって発見されたと伝えられている。かつて新選組の副長・土方歳三が訪れ、戦いの傷を癒やした。画家竹久夢二や歌人与謝野晶子も足を運び、作品を残している。

■会津地鶏でシチュー コクやうまみに優れる

 青木山(奴田山)登山に同行してくれた会津若松市秘書広聴課の荒井盛佳さん(30)は、山の麓にある子どもの森で「キャンプめし」を作った。

 今回の食材は福島が誇る三大鶏の一つ「会津地鶏」だ。湯川村の道の駅あいづ湯川・会津坂下で購入した。

 会津地鶏は500年以上前から会津地方に生息していたとされている。美しい羽毛を持つため、観賞用として飼われていた。黒くて長い尾羽根は、春の訪れを告げる会津地方の伝統芸能「会津彼岸獅子」獅子頭に使用されている。

 1987(昭和62)年に、現在は福島市に拠点を置く県農業総合センター畜産研究所養鶏分場が調査した結果、固有種だと判明し、増殖が行われた。県内では、県養鶏試験場で改良された品種が普及している。肉用の生産は1992(平成4)年から始まった。

 他の鶏は飼育期間が55~60日なのに対し、会津地鶏は約100~140日。自由に動き回れる環境で育てる。他の鶏に比べて肉の赤みが強いのが特長。コクやうまみに優れ、焼き鳥や鍋物、唐揚げなどさまざまな調理法に適している。

 この日、作ったキャンプめしは、会津地鶏と県産野菜を使用したシチューと、県産の野菜スティック。野菜スティックに付けるソースには会津産のみそを混ぜ込んだ。

■運動やキャンプ満喫 子どもの森冬季はスキーなども

 会津若松市の子どもの森は青木山(奴田山)の登山口にある。中央にはのびのびとスポーツなどを楽しめる広場があり、週末になるとキャンプやバーベキューを楽しむ親子連れの姿が見られる。

 子どもの森南側は湿地と池になっており、この時期はたくさんのトンボが飛んでいる。正面入り口にはトイレ、料理ができる炊事場がある。

 子どもの森の奥は坂のようになっていて、冬になると子どもたちがスキーやソリで遊ぶという。

■子どもの森

▷開園期間=年中

▷開園時間=24時間

▷利用料=無料

▷住所・アクセス=会津若松市門田町黒岩字花見ケ丘地内。磐越自動車道会津若松インターチェンジ(IC)から車で約20分

▷問い合わせ=会津若松市生涯学習総合センター