新型コロナ 福島県内の情報

新型コロナ落ち着き、10、11月の教育旅行が急増 福島・会津若松

2021/11/18 21:10

  • Facebookで共有
  • Twitterで共有
教育旅行で訪れる学校が増えている会津若松市。鶴ケ城には18日も多くの子どもたちの姿が見られた
教育旅行で訪れる学校が増えている会津若松市。鶴ケ城には18日も多くの子どもたちの姿が見られた

 教育旅行で福島県会津若松市を訪れる学校が10月から11月にかけて増えている。新型コロナウイルスの感染拡大前のピークは6月と9月だったが、今年は感染状況が落ち着いた今の時期に集中しているという。

 会津若松観光ビューローによると、今年9月に訪れた学校の見込み数は69校。10月は226校、11月は290校と増加している。例年はほとんど訪れる学校がない12月にも45校が来訪する予定だ。

 鶴ケ城会館の9月の来場者数は約5000人だったが、10月は約2万3000人、11月は約2万5000人の来場を見込んでいる。東山温泉の旅館「原瀧」でも10月から宿泊する学校が増え、11月は20校の宿泊を予定しているという。営業部課長の永山翔一さん(36)は「11月は予約がいっぱい」と話す。

 市内に宿泊する教育旅行の児童生徒に配布している「あいづ観光券(あかべこ券)」は、用意した2万人分のうち約1万8000人分を配布した。同ビューロー観光物産事業部事業担当課長の佐野静也さん(55)は「これまで少なかった北関東からの教育旅行が増加している。来年以降も足を運んでもらえるようにしたい」と話している。