新型コロナ 福島県内の情報

全検体解析など第5波より迅速、強力 オミクロン株で福島県対応方針

2021/12/03 09:15

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福島県庁(資料写真)
福島県庁(資料写真)

 新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の国内確認を受け県は2日、県新型コロナ対策本部員会議を開き、第5波で猛威を振るったデルタ株への初動対応よりも迅速、強力に対処する方針を決めた。今後、県内で新型コロナ陽性者が確認された場合、検体を全てゲノム解析しオミクロン株を早期に探知し、濃厚接触者らに幅広くPCR検査を実施する。国内でのオミクロン株感染者は現時点で2人だが、県内での感染拡大の第6波を防ぐため先手を打つ。

 県内の新規感染者の全検体を県衛生研究所がゲノム解析し、オミクロン株かどうかをいち早く特定する。県内の感染状況は現時点では落ち着いているため、当面は海外渡航歴などの行動歴に関わらずに全ての検体を解析対象とする。解析結果は1週間程度で判明するという。

 ゲノム解析中の感染者やオミクロン株の感染者は、軽症であっても宿泊療養施設を使わずに全員を医療機関での入院措置とする。個室管理で外部との接触を遮断し、感染の広がりを防ぐ。

 さらに、県内でオミクロン株の感染者が確認された場合は、濃厚接触者だけでなく、接触度合いの低い人にもPCR検査を実施する。検査対象を幅広く設定することで監視の網を広げ、早期発見に結び付ける。

 国立感染症研究所は現在、オミクロン株の疑いのある変異株を比較的短時間で検出できる手法の確立に努めている。県はゲノム解析に加え、国立感染症研究所から情報を得た段階で新たな検査手法も取り入れる方針。

 第5波の主因となったデルタ株への対応を巡っては、国内で感染事例が増加し始めたのは5月だったが、県内でデルタ株かどうかの変異株検査を開始したのは6月に入ってからだった。