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【アウトドア キャンプ 自然と生きる】朝日浴びて草木輝く 朝日山(鮫川)

2021/12/12 12:55

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天候の良い日には太平洋(右奥)を望む朝日山山頂(小型無人機で撮影)
天候の良い日には太平洋(右奥)を望む朝日山山頂(小型無人機で撮影)

 朝の日差しを受け、周辺の草木を覆った霜が真っ白に輝く。登山道を覆っている落ち葉を踏みしめながら山頂に向かう。「ざく、ざく」と心地よい音が響く。

 朝日山(797・3メートル)は阿武隈山系の南部、鮫川村といわき市の境に位置する。鮫川村内から見て一番早く朝日が昇ることが名前の由来と伝えられ、古くから村民に親しまれてきた。毎年元日には、多くの人々がご来光を拝もうと足を運ぶ。東白川方面に流れる久慈川水系と、いわき市側に向かう四時川水系の分水嶺(れい)となっている。

 登山道は東口と西口の2カ所が設けられている。東口からは25分、西口からは50分ほどで登頂できる。今回は鮫川村農林商工課商工観光係長の生田目昌信さん(47)の案内で、同課の藤田冬華さん(28)、小池颯都さん(23)と一緒に東口から登った。

 289号国道沿いに設けられた階段を上ると、整備が行き届いた細い道に入る。所々に道標が立っており、安心して歩みを進められる。やや急な斜面を5分ほど歩くと、なだらかな尾根道が続く。周辺はミズナラやヤマザクラ、カエデ類などの樹木が並ぶ。

 西口登山口に下る分岐点を過ぎると、道幅が広がり、急な斜面となる。そこから山頂まで、ゆっくり登っても10分程度で山頂に到着する。

 頂上からは360度の大パノラマを楽しめる。東にいわき地方の山々や太平洋、西側に八溝山系や那須連峰を望む。空気が澄んでいる冬場には、遠く富士山を見ることもできるため、多くの写真愛好家らも足を運んでいるという。

 山頂周辺には数百本のヤマツツジが群生しており、開花シーズンには斜面を紅色に染め上げる。

 生田目さんは「子どもからお年寄りまで、手軽に登れる。眺望の良さを楽しんでほしい」と魅力を語った。

   文 鈴木 仁  写真 谷口 健斗  (次回は12月19日掲載予定)


【なすびの一言】
 頂上からの眺めがすばらしく、太平洋や富士山が見えることもあると聞いています。地元の人々や写真愛好家に親しまれているようですね。登ってみたいと思います。