「川俣シルク」残糸で乳幼児用ニット製品開発 福島県川俣町の紺野機業場とミツフジ

2021/12/22 18:11

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藤原町長(右)に商品完成を報告した紺野専務(中央)と寺井工場長
藤原町長(右)に商品完成を報告した紺野専務(中央)と寺井工場長

 福島県川俣町の絹織物製造販売業・紺野機業場と町内に生産拠点を置くミツフジ(本社・京都府)は、川俣シルクの残糸を再利用し乳幼児向けのニット製品を開発した。地場産業を守り抜く老舗と復興支援のため町内に進出した企業が手を携え、新たな特産品として売り出す。

 製品はニット帽と腹巻きの2種類。紺野機業場が絹織物の製造過程で出てしまう残糸とウールを合わせてオリジナル糸を用意。ミツフジが持つ編みの技術で商品化した。シルク特有の肌触りの良さに加え、吸汗性や保温性に優れている。

 紺野機業場の紺野峰夫専務、ミツフジの寺井義典福島工場長は22日、町役場を訪れ、藤原一二町長に商品の完成を報告した。紺野専務はこれまで廃棄していた残糸を再利用する取り組みが、国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の具現化につながると強調。「ぜひ手に取り、天然繊維の魅力を感じてほしい」と呼び掛けている。

 今季は各100点限定で販売する。価格はニット帽が1650円、腹巻きが2750円(いずれも税込み)。紺野機業場のオンラインストア(https://konnosilk.stores.jp/)で取り扱っている。送料は別途必要。問い合わせは同社へ。