
福島県会津若松市一箕町の医療法人疾風会は27日までに、県内初となる新型コロナウイルスの専用クリニック「わかまつインフェクションリーディングクリニック」を開所した。
新クリニックは、同法人で運営する病院「わかまつインターべンションクリニック」の敷地に併設された。プレハブ造りの平屋で、発熱外来や、新型コロナの軽症・中等症患者の治療や入院対応に当たる。個室の19病床を備えるほか、施設内でウイルスが拡散しないように空気が一方向に流れる空調設備を設けている。開所にあたり、新たに常勤の医師と看護師を確保した。
同法人はこれまでPCR検査や個別接種に関わってきた。阿部亘理事長は「後方支援だけではなく、コロナ対応に参入することで地域に貢献したい」と話した。