
福島県の郡山市やいわき市などは、新たに計3件の新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したと25日、発表した。相馬市や南相馬市ではクラスターが拡大した。
郡山市では、市内の総合南東北病院の職員5人のクラスターが発生した。職員5人が勤務する病棟の入院受け入れを中止し、一部の手術を延期する。外来診療、救急外来は通常通り行う。
市内の幼稚園児12人のクラスターも発生した。いずれも軽症か無症状だという。
いわき市では市内の事業所で男性従業員6人が相次いで感染し、クラスターとなった。
相馬市教委は、市内の小中学校4校で児童生徒計20人が感染したと発表した。24日までにクラスター発生が確認されている中村二小の他、桜丘小、飯豊小、中村二中でそれぞれ新たに感染者が出た。中村二小では教職員2人の感染も確認された。28日まで桜丘、飯豊両小で学年閉鎖を行い、中村二中も同日まで臨時休校とする。
南相馬市の鹿島厚生病院は、院内で発生したクラスターで職員と入院患者各1人の感染が新たに確認され、計10人に拡大したと公表した。
猪苗代町は猪苗代小のクラスター発生などを受け、町内の小中学校や町立こども園などを26日から31日まで臨時休業する。