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相馬市と白河市をまん延防止等重点措置の対象区域に追加へ 福島県が最終調整

2022/01/28 09:51

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 福島県は新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」による感染急拡大を受け、まん延防止等重点措置の対象区域に相馬、白河両市を追加する方向で最終調整に入った。県内では367人の新型コロナウイルス感染が確認されたと27日、発表。同日から重点措置の適用が始まった福島、会津若松、郡山、いわき、南相馬の5市以外の周辺市町村にも感染者急増の傾向が広がっている。

 相馬、白河両市は28日に重点措置の適用を県に求める方針。県は即日、県新型コロナ対策本部員会議を開き追加を決定するとみられる。

 直近1週間(20日~26日)で見ると、相馬市の1日当たりの新規感染者数は1桁で推移していたが、25、26両日は25人以上と急激に増加している。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は209・38人で、感染状況が2番目に深刻なレベル3(対策強化)の指標「25人以上」の8・4倍に上る。既に対象区域となっている南相馬市の103・38人の2倍に相当する。

 白河市は25日、26日と1日当たりの新規感染者数が10人を超え、拡大傾向が顕著となっている。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は87・41人となり、レベル3の指標の3倍以上になっている。

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 27日に県が発表した新型コロナウイルス感染確認の367人のうち、同日からまん延防止等重点措置の適用が始まった福島、会津若松、郡山、いわき、南相馬の5市以外の24市町村と県外は178人で、全体の約半数の48・5%だった。これまでは5市の感染者が全体の約6~7割を占めていた。

 367人の陽性は26日までに判明し、1日当たりの新規感染者数は2日連続で過去最多を更新した。直近10日間の新規感染者数に占める重点措置対象区域の5市と、その他市町村・県外の割合の推移は【グラフ】の通り。5市以外の割合は当初3割程度だった。

 県は学校でのクラスター(感染者集団)の発生に伴い、家族らへの2次、3次感染が広がっていると分析。367人のうち、感染経路不明が154人に上っている点も感染拡大の要因とみている。

 26日時点の県内の療養者数は1591人となり、過去最多を更新した。自宅療養者は589人、療養先調整中は415人、宿泊療養施設入所者は303人で、いずれも最も多くなった。直近1週間(20~26日)の人口10万人当たりの新規感染者数は79・81人で過去最多。

 26日時点の入院者は284人で、県の平常時の確保病床734床の使用率は38・7%(前日比1・5ポイント増)。全療養者に占める入院者の割合「入院率」は17・9%で初めて20%を切った。入院者のうち3人が重症となっている。

 県内の感染者は累計1万1712人となった。県発表の367人の内訳は次の通り。(かっこ内は感染経路不明者数。感染者の概要、クラスターの発生状況は福島民報ホームページに掲載)

 ▼郡山市・70人(31人)▼猪苗代町・50人(13人)▼いわき市・44人(28人)▼会津若松市・37人(19人)▼福島市・32人(10人)▼相馬市・26人(5人)▼三春町・15人(2人)▼白河市・14人(5人)▼須賀川市・12人(2人)▼伊達市・9人(4人)▼二本松市・8人(6人)▼本宮市・8人(4人)▼南相馬市・6人(3人)▼矢吹町・4人(3人)▼喜多方市・3人(3人)▼田村市・3人(1人)▼新地町・3人(1人)▼鏡石町・2人(1人)▼只見町・2人(0人)▼会津美里町・2人(2人)▼西郷村・2人(1人)▼平田村・2人(1人)▼川俣町・1人(1人)▼大玉村・1人(1人)▼会津坂下町・1人(1人)▼塙町・1人(1人)▼石川町・1人(1人)▼小野町・1人(1人)▼浪江町・1人(0人)▼県外・6人(3人)