
福島県と福島、郡山、いわきの各市、湯川村教育委員会は計7件の新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したと8日、発表した。
県によると、会津坂下町の保育所で職員と園児合わせて6人によるクラスターが起きた。内訳は職員4人、園児2人。
福島市では、福島医大付属病院で職員4人と患者7人の計11人によるクラスターが発生した。既に感染が確認された5人のほか、8日に新たに6人の感染が判明した。同病院は一部病棟で新規の入院患者受け入れを休止、一部外来で診療を休止している。
郡山市では、市農林部と保育施設2カ所の計3件のクラスターが起きた。農林部職員の感染者は計12人。これまでに陽性が判明した3人のほか、8日に新たに男女9人の感染が判明した。市は陽性の職員と接触した職員にPCR検査を行い、陰性が確認された職員で業務を進める。保育施設2カ所の感染者はそれぞれ8人と5人。
いわき市では、高齢者施設でクラスターが確認された。感染したのは90歳以上2人を含む利用者5人。
湯川村教育委員会によると、村保育所で保育士6人、通所児5人の計11人によるクラスターが発生した。同保育所は13日まで休む。