
福島県内最大震度6強の地震の発生を受け、福島市のふくしん夢の音楽堂(市音楽堂)で18日から21日まで開催予定だった第15回声楽アンサンブルコンテスト全国大会は中止となった。県が17日、発表した。
今後、余震が続く可能性があるため参加者の安全を考慮した。東北新幹線が一部区間で運転を見合わせていることなども踏まえ、出演者が会場に集うのが困難と判断した。
18日に中学校、19日に高校、20日に小学校・ジュニアと一般の各部門を実施し、21日に各部門の金賞受賞団体による本選を予定していた。県内の17団体を含む国内の112団体がエントリーしていた。
大会の中止は、東日本大震災が発生した2011(平成23)年、新型コロナウイルスの感染が拡大した2020(令和2)年に続き3度目。ライブ配信のチケットは払い戻しを行う。手続きの詳細は後日発表する。
実行委員会長の菅野正美県合唱連盟理事長は「実施できず残念だが、参加者の安全が最優先。来年の開催に向け力を尽くしたい」と話した。