
1994(平成6)年5月20日 外相など要職歴任 伊東正義氏が死去
本県選出の自民党衆院議員で官房長官、首相臨時代理、外相などを務めた伊東正義氏が東京都の自宅で死去した。80歳。
伊東氏は1963(昭和38)年の衆院選で初当選。9回の当選を重ねた。大平正芳元首相の親友で、1980(昭和55)年6月、大平首相が衆参同日選挙中に急死した際、官房長官として首相臨時代理を務めた。
1989(平成元)年4月にはリクルート事件で退陣表明した竹下首相の後継に就任要請されたが、健康問題に加え、リ事件に対する党内のけじめが明確になってなかったことから「表紙だけ変えても駄目」の名せりふで首相のいすを蹴り「会津っぽ」の頑固さを見せつけた。