福島県 今日は何の日

1928(昭和3)年5月21日 野口英世博士死去 「福島県 今日は何の日」

2022/05/21 03:00

  • Facebookで共有
  • Twitterで共有

1928(昭和3)年5月21日 野口英世博士死去


  1928(昭和3)年5月21日に亡くなった野口英世博士。福島民報は23日に「世界的医学の泰斗 野口博士の逝去を悼む」の見出しで掲載した。

 福島市の大原病院・大原八郎博士(野兎病の研究で著名)に「悼む」として弔文を載せた。

 野口博士は猪苗代湖畔の小農家に生まれ、1897(明治30)年、医術開業試験に合格、伝染病研究所助手補となる。1900(明治33)年に渡米、フレクスナーの助手となり蛇毒の研究に従事。その業績によってカーネギー研究所から奨学金を受ける。

 その後、ロックフェラー医学研究所助手・准正員となり、1911(明治44)年、梅毒病原体スピロヘータの純粋培養に成功。1914(大正3)年、同研究所正員となり、翌年、日本の帝国学士院から恩賜賞を授与された。1921(大正10)年にエール大学から理学博士の学位が授与。1928(昭和3)年、黄熱病がアフリカに発生すると、その調査・研究に赴き同病に感染し、ガーナのアクラで死去した。53歳。