新型コロナ 福島県内の情報

2人死亡、448人感染20日、福島県発表分 新型コロナ

2022/05/21 09:05

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 福島県は新型コロナウイルス感染で県内の医療機関に入院していた女性2人の死亡と、448人の新規感染を確認したと20日、発表した。前週の金曜日発表分と比べて50人少なかった。

 死亡したのは80代の女性と年齢非公表の女性で、ともに4月下旬に死亡した。

 448人の感染は19日までに判明した。このうち14人は検査をせずに保健所の医師の判断で感染したと診断する「みなし陽性」だった。448人のうち246人の感染経路が分かっていない。448人を居住地別に見ると、いわき市が100人で最も多く、郡山市が74人、福島市が70人などとなっている。

 19日時点の入院者は241人で、県が平常時に確保している病床743床の使用率は32・4%(前日比0・4ポイント減)。重症者はいない。

 福島県内の感染者は累計6万667人となった。

■子どもの感染事例示す 県対策会議具体的対策呼びかけ

 福島県は20日、県新型コロナウイルス対策本部員会議を開き、福島県内の子どもの感染事例を示し、具体的な対策を呼びかけた。

 県は今月末まで、子どもに特化した感染拡大防止重点対策を実施している。幼稚園などでは複数のクラスが合同で行う活動は中止や延期などの検討を促す。小学校などでは正しいマスク着用を基本に対策の徹底を求める。

 県民に対しては症状がある場合は外出や出勤せず、早めの医療機関の受診を促している。事業主には症状が疑われる人が職場を休みやすい環境づくりを呼びかける。

 感染者と接触し、自宅待機している内堀雅雄知事は欠席した。