新型コロナ 福島県内の情報

13日から基本対策移行 福島県 新型コロナ感染拡大防止

2022/06/10 09:24

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 福島県は子どもに特化した新型コロナウイルスの感染拡大防止重点対策を期限の12日で終了し、13日から無期限の「基本対策」に移行する。9日の県新型コロナ対策本部員会議で正式決定した。飲食店での会食について、現状では同一テーブルの人数を4人以内にとどめるよう協力を促しているが、13日以降は人数制限を設けない運用に見直す。

 10代以下の新規感染者数が減少傾向にある状況を踏まえ、重点対策の終了が可能と判断した。13日以降は、宿泊を伴う部活動の合宿や遠征などが実施可能となる。基本対策に移行後も、子どもを感染から守る対策の徹底を引き続き県民に求める。

 子どもに特化した重点対策は5月16日に開始。当初は同31日までの予定だったが、子どもを中心とした感染拡大が続いている状況を踏まえて6月12日まで延長していた。

 県は会食のルールを変更する一方、(1)感染対策を徹底した飲食店を利用する(2)体調不良時は参加しない(3)大声やマスクなしでの会話をしない(4)テーブル間の距離を十分に空ける―ことなどを求める。

 内堀雅雄知事は本部員会議で「一人一人が警戒を緩めることなく、引き続き感染対策に取り組んでほしい」と呼び掛けた。