
1949(昭和24)年7月4日 フランシスコ・ザビエル 奇跡の右腕が福島に
キリスト教が日本に伝来して400年。聖フランシスコ・ザビエルの聖なる軌跡の右腕と十字架を迎えて福島市霞町のノートルダム修道院で降福式が行われた。
ザビエルの死後、数十年を経て遺体の右腕を切断された際に鮮血が出たという。その右腕がこの年、日本で公開された。
聖腕は仙台から自動車で信夫山下のカトリック教会に届き、ミサを行った後、純白のベールをかぶった信者たちが聖体行列でノートルダム修道院の庭に設けられた祭壇に上り、敬虔(けいけん)な祈りをささげた。