
3月16日に発生した福島県沖を震源とする最大震度6強の地震で被災した阿武隈急行線は27日、福島-保原(福島県伊達市)駅間の運転を再開した。約3カ月ぶりの全線運転再開で、通勤や通学に利用する沿線住民の足が戻ってきた。
阿武隈急行線は100カ所以上に被害を受け、福島-槻木(宮城県柴田町)駅間の全線54・9キロで一時運休した。4月から段階的に再開。今回駅ホームや橋の損傷が大きかった福島市の区間も運行可能になった。一部でのり面の補強作業は続く。
福島-保原駅間は7月3日まで減速運転し、日中(午前9時30分から午後2時30分)を除く上下各18本の臨時ダイヤとなる。4日から上下各27本の通常ダイヤに戻る。
3月の地震による県内の鉄道の不通区間は全て解消された。