
内堀雅雄知事は19日の定例記者会見で、福島県内の新型コロナウイルスの感染状況について「今でも十分厳しい状況だが、さらに、より悪化していく可能性がある。注意が必要だ」との認識を示した。
直近1週間の1日当たりの新規感染者数は400~600人台で推移しており、「(感染が)急拡大している」と指摘。本県はオミクロン株の新たな派生型「BA・5」や「BA・4」に置き換わっている割合が約25%で西日本や首都圏などの感染拡大地域と比べると低く、今後置き換わりが進めば、感染状況がさらに悪化する恐れがあるとした。
県は県民に基本的な感染対策の徹底を呼びかけつつ、確保病床の使用率などのデータを見極め、必要に応じて医療提供体制を強化する方針。
県民への感染対策のポイントは【表】の通り。熱中症予防にも注意するよう周知している。
■県からの呼びかけ
▼感染を広げない対策
●1基本的な感染対策の徹底を
●2少しでも症状がある場合は外出を控え医療機関の受診を
●3帰省などで高齢者と会う人は積極的に無料検査を受けて
●4感染した場合に備え、家庭内での導線をどう分けるか事前に検討を
●5感染した場合は、職場や学校に加えて接触した人にも連絡を
▼熱中症予防
●1暑いときは外出を避けて
●2小まめな水分補給を
●3エアコンの積極的な使用を
●4屋外で他人と2メートル以上距離を取れる場合や、屋内でも他人との距離を確保できて会話をほとんどしない場合はマスクを外して
●5無理せず適度に運動をして