

福島県は県内で過去最多となる2063人の新型コロナウイルス感染が確認されたと3日、発表した。前週の水曜日発表分と比べ609人多く、初めての2000人台となった。累計の感染者は9万人を超え、9万1982人となった。8万人から過去最短の9日間で1万人増えた。感染力が強いとされるオミクロン株の派生型「BA・5」への急速な置き換わりによる感染拡大が続いている。
入院者、宿泊療養者、自宅療養者らを合わせた県内の全療養者は1万4169人で過去最多を更新した。このうち、自宅療養者が最多の1万3420人で、全体の約95%を占めた。
2063人の感染は2日までに判明した。居住地別では郡山市が473人で最も多く、福島市が384人、いわき市が332人と続いた。県は感染拡大警報を発令し、基本的な感染対策の徹底、陽性になった場合の備えなどを呼びかけている。
県は2日発表の新規感染者のうち、田村市と石川町、県外の各1人を公表の重複などを理由に取り下げた。広野町に1人を追加した。