新型コロナ 福島県内の情報

2日連続2000人超 4日福島県発表分2010人、病床使用率49.4% 新型コロナ

2022/08/05 09:51

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 福島県は県内で2010人の新型コロナウイルス感染が確認されたと4日、発表した。前週の木曜日発表分と比べて621人多く、1日当たりの新規感染者数は2日連続で2000人台となった。3日時点の病床使用率は49・4%(前日比1・9ポイント増)となり、レベル3(対策強化)の指標「50%以上」の水準に迫っている。


 県内の自宅療養者は3日現在、1万4710人。自宅療養者に入院者、宿泊療養施設入所者を合わせた県内の療養者は1万5453人。ともに過去最多を更新した。

 2010人の感染は3日までに判明した。居住地別に見ると、いわき市が511人で最も多く、郡山市が383人、福島市が307人と続いた。

 2010人のうち13人は、検査をせずに保健所の医師の判断で感染したと診断する「みなし陽性」だった。

 2010人の内訳は【図】の通り。県は2日発表の新規感染者のうち白河市の一人を取り下げた。二重計上していた。県内の感染者は累計9万3991人となった。


■医療機関の適正利用を呼びかけ

 感染拡大による医療提供体制の逼迫(ひっぱく)を防ぐため、内堀雅雄知事は4日の県新型コロナ対策本部員会議で、検査のためだけの受診を控えるなど医療機関の適正な利用を県民に呼びかけた。抗原検査キットの無料配布や無料検査制度の活用などを促した。

 県感染症対策アドバイザーの金光敬二福島医大感染制御学講座教授は2000人台の感染確認について「目がくらむような数字だ」と危機感を示し、気を緩めずに感染防止対策を徹底するよう訴えた。