

福島県は県内の新型コロナウイルス感染者について、県内の医療機関に入院していた男性1人と女性2人の死亡、6日判明分として過去最多となる2066人、7日判明分として1105人を確認したと8日までに発表した。2066人は前週の日曜日発表分と比べて506人、1105人は前週の月曜日発表分と比べ345人それぞれ多かった。累計の感染者は10万人を超え、10万745人となった。
死亡したのは90歳以上の男性1人と年代非公表の女性2人で、いずれも7月下旬までに死亡した。年代非公表の2人は高齢者だという。県内の死者は計235人となった。累計の感染者は9万人から過去最短の6日間で1万人増えた。
内堀雅雄知事は8日の記者会見で「地域医療への負荷が増大し、必要な医療が受けられなくなる恐れがある」と危機感を示し、医療機関、特に救急外来の適正な利用を求めた。重症化リスクや緊急性が高い場合は例外とした上で「一般的な症状であれば、通常の診療時間内に救急を使わずに受診することが基本。検査のためだけの受診は控えてほしい」と呼びかけた。