
福島県は新型コロナウイルス感染で県内の医療機関に入院していた5人の死亡と、2263人の感染を確認したと8日、発表した。感染者数は前週の火曜日発表分と比べて725人多く、9月7日発表分以来、約2カ月ぶりに2千人を上回った。
7日現在の県内の入院者は378人で、県が平常時に確保している病床760床の使用率は49・7%(前日比4・8ポイント増)となった。レベル3(対策強化)の指標となる「50%以上」の水準に迫っている。入院者のうち重症者は2人だった。
5人の死亡と、2263人の感染は7日までに判明した。死亡が確認された5人は80代の男性3人の他、70代の男性と80代の女性が各1人だった。いずれも10月中旬までに死亡した。
新規感染者数のうち、郡山市が507人と約2割を占めている。その他の内訳は福島市が329人、県北保健所管内が264人、会津保健所管内が244人、県南保健所管内が202人、県中保健所管内が184人、いわき市が146人、相双保健所管内が100人、南会津保健所管内が4人だった。陽性者登録センターは283人だった。
県内の死者は累計315人、感染者は累計21万8342人となった。