【名君の大名文化 魅力を語る】会津美術協会長・馬場 泰さん

2022/12/01 09:15

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「奇峰秋色図」を眺める馬場さん
「奇峰秋色図」を眺める馬場さん

 浦上玉堂の作品は、一般的な水墨画とは全く違う印象を受けます。水彩画のドライブラシと呼ばれる技法のような墨のかすれが多く見られ、作品から気持ちの強さや大胆さを感じます。

 特に「奇峰秋色図」はとても斬新です。山頂付近の白い円形は空洞なのか、立体なのか。想像力をかき立てられ、他の水墨画にはない独特な世界観に引き込まれます。息子の秋琴の作品と見比べると、タッチの違いをより一層楽しめます。