
8月14日から20日までの1週間で、福島県内の82定点医療機関で確認された新型コロナウイルスの新規感染者数は計2072人で、定点医療機関当たりの感染者数は平均25・27人だった。前週(7~13日)の平均14・32人の約1・76倍となった。県はさらなる感染拡大に備え、感染対策の徹底を呼びかけている。
県内の感染者は前週の計1174人と比べて898人増え、感染症法上の位置付けが5類に移行してから最多となった。県は夏休みやお盆期間の人流の活発化が増加の要因の一つと見ている。
県によると、定点医療機関当たりの感染者数の平均は、昨秋の感染流行「第8波」の初期と同じ水準となっている。感染者の増加を防ぐため、人混みなど場面に応じたマスクの着用や、手洗いなど基本的な感染対策の徹底を訴えている。